BROCKHAMPTON は令和時代における唯一のhiphopボーイズグループか?
さて、皆さんはBROCKHAMPTONというグループをご存じだろうか?
2015年にアメリカで結成されたボーイバンドである。
写真には実働部隊?の数名しか載っていないが、実際には裏方も込みで総勢14名の大所帯である。
裏方というのは、グラフィックデザインやウェブデザイン、マネジメント等。
され、こんなことを言っておきながら、
私も彼らを知ったのは2019年の春くらいのことである。
2019年のSummerSonicに、彼らが登場した。
20周年ということで3日間にわたり行われたSS2019。
SSであったり、SONICMANIAであったり、なんのかんの5~6年くらいは毎年参加しているので(夏休みは実家に帰っているから幕張開催はありがたい)情報はチェック必須である。
フジも行きたいんだけど、富山から苗場って車じゃないとすごい不便じゃん?
駐車場の券って入場券2枚とSETじゃないと買えないじゃん?つまり物理的にいけないじゃん?
まあ、来年からは嫁ちゃん誘っていけるかもしれん。(あまり音楽に興味はない)
で、SSの話に戻るけど、聞きたい奴だけ聞いてるから、さすがに知らないアーティストの方が多いわけよ。
皆どうしてるのかわからないけど、まだ日割り発表されてないころから、知らないけどライブ見てみたいな~ってアーティストを探すのよね。
どうしても大型フェスは日割りがあるので、毎日参加できない人は、一部のアーティストを聞けないのだ。
「ぽくが作った最強のフェス」なら自分の好きな通りに見れるので良いのだが、やはりそううまく配分してくれるわけではない。
2019年でいうとFOBとZEBRAHEADを分けられたのはちょっと想定外だったな。ここは客層いっしょなんだから同日にしてくれないと。。。
ということで、今知っているアーティストだけで自分のスケジュールを組むと、やはり空き時間が発生してしまう。
その時間を、新たなお気に入りアーティストの発掘に使えるのがフェスの良いところだろう。
ちょっと話がそれたが、いかんせん言いたかったことは、SS2019をきっかけに彼らを知ったにわかであるということだ。
ただ、そんなフェスの数か月前に初めて知った私は、自分のSS参加日にいないことを悲しみ、彼らのサマソニエクストラ(=SS期間外にある単独ライブ)にわざわざ参加したのだ。
しかも同日行われていたTwo Door Cinema Clubをけってまで。
つまりは、めちゃくちゃ良い。
やつら、めちゃ良い。
まずはSATURATIONⅢからイントロの入りがお気に入りの曲、BOOGIE。
最初から最後までハイテンションで駆け抜けるキラーチューンだ。
RAP部分でいうと、個人的にはJobaのパートがキレキレで一番のハイテンションポイント。(1:40~1:55)
次もSATURATIONⅢから、RENTAL。
こういう感じの曲もできるんですよね、ああ、こういうじわじわ来る系もいいですよ。ダウナーなビートとRapの調和が非常に心地いいです。
これは最新アルバムSUGERのシングルSUGER。
これも落ち着いたビートだが、サビのリフレインがDopeに効いている。さらにそれを受けて各パートがより引き立つ構成になっている。
さて、ここで紹介したのはごく一部だが、例のごとく残りはSpotifyやYoutubeで聞いてくれ。損はしないはずだ。
もう1年以上前になるが実際に彼らの単独ライブに行ってきた。
新木場に降り立ち、数分歩くと着くSTUDIO COAST。
大体あの道を歩いている人たちは目的地が同じであるため、なんとな~く客層の雰囲気を知ることができる。
海外から来た人たちがかなり多かったように思う。
同じくSTUDIO COASTで行われたTwenty One Pilotsもかなりの海外感だったが、それともまた違った雰囲気だ。今回はなんだかすげー髪色した人がいたり、ゴリゴリの人がいたり、なんだかストリートな感じだった。
物販あるかな~と思って楽しみにしていたのになかったので残念だった記憶がある。
(ライブやフェスでTシャツを購入するのは最早趣味、義務の領域だ。)
ちなみに、私は開場してまずやることは、ドリンクに並んでジンバックかモスコミュールを頼み一気にのむのがいつものコースだ。
弱いので早めにアルコールを飲んでおかないと、ライブ中にまわってしまう。コップも邪魔だし。
あまり人とライブにいかないので、その辺のお作法が世間的にどうなのか、今イチわからん。
開場に入ってびっくり玉手箱。
STUDIO COASTは二階席というか階段席というか、狭いように見えて奥行きががあるのだが、なんと二階席はクローズされていた。
これは、チケットの売れ行きがあまり芳しくなかったことを示す。
要は入場者数が少ないから開ける必要ないというわけだ。
画面左手の階段からの部分が2階席。こんな狭かったっけ・・・?
ファンの層を見た感じ、私みたいな軽い感じではなく、一緒に歌えそうな熱い人たちが多数だったので最後列の柵に寄りかかってゆっくりみることにした。
ちなみに、柵から観客の最後列まで5m位あったので、めちゃくちゃ見やすかった。
せっかく日本に来てくれたのに、スカスカでごめんね。。。と思っていたが、そんなの関係ねえ、とBROCKHAMPTONはかなり熱いパフォーマンスを繰り広げてくれた。
どうやらサマソニでもちょっと人少なかったらしいが。。。
ぜひ再度来日してもらいたいものだ。
BROCKHAMPTONの特徴は、いろいろな種類の若いエネルギーがぎゅっと詰め込まれた作品を作っていることじゃないかと思う。
楽曲に携わる人も多いし、RAPする人も多い。それぞれのパートで見どころがでてくる。
ソロの場合はFeaturingで違いを出すことができるが、あくまでその曲のみ。
考えてみると、80~90年代にはHIP-HOP"グループ"というものが活躍していた。
N.W.A.、Wu-Tang clan、A tribe Called Questなどなど・・・・
ところがどうだ?最近のHipHop界隈で、グループとして活動しているものが思い浮かぶだろうか??
時代の移り変わりなのだろうか。
その点、BROCKHAMPTONは令和時代にあらわれたHiPHopグループとしてふさわしいエネルギーをもっている。(アメリカの人たちに和暦を当てはめるのはばかばかしいことだが)
2020年代を代表するHipHopグループとなるであろう存在だ。
これからの彼らの活動、要チェックや!